医療評価委員会
委員長 田内克典
1.目的
医師の医療行為に立ち入った検討を行い、従来の保護的姿勢を変えなければチーム医療のリーダーとしての医師の信頼が維持できなくなるという認識に立ち、施設内評価システムとして医師集団の中の自浄作用を働かせ、医療の質を確保する観点から医師集団の中で客観的な評価を行い、チーム医療のリーダーたる医師の信頼を維持・向上するための組織として設置する。
2.審議事項
- 委員会は、次の各号に掲げる事項のうちの問題の事項を審議する。
- 退院後10日以内の死亡または再入院例
- 入院後24時間以内の死亡例
- 手術後48時間以内の死亡例
- 輸血、輸液、薬剤、手術、麻酔による予期せぬ合併症
- 予期せぬ再手術例
- ICU病棟通算15日以上入室症例
- HCU病棟通算28日以上入室症例
- その他入院中のあらゆる予期せぬ重大な出来事
- 評価項目は、次の各号に掲げる事項を中心に審議する。
- 医療技術上の問題
- 医療判断上の問題
- 医療者の労働条件
- 医療者の心理的背景
- 病院のシステムの問題、チェック機能が働いているか
- 患者側の問題
- 医療行為を取り巻く問題
3.構成
委員長 | 院長代行 |
委 員 | 副院長(病院運営担当)、副院長(病院品質担当)、副院長(診療部部長)、副院長(看護部部長)、臨床検査センター長、医薬品安全管理責任者、医療機器安全管理責任者、救命救急センター特命院長補佐、リハセラピスト部門部長、臨床検査センター検査科長、栄養科長、放射線画像診断センター放射線技術科長、医療安全推進室長、医療安全管理者、研修医2名 |
4.開催実績
年5回開催・審議症例5件