慢性腎臓病療養支援チーム
リーダー 小口智雅
1.目的
- 慢性腎臓病患者(腎臓病外来通院患者)の治療に際し、腎臓内科医師の外来診療を補助し、必要に応じて専門職種が療養生活の支援を行う。
- 慢性腎臓病の治療に重要な栄養指導を積極的に推奨し、実施する。
- 近いうちに透析療法が必要になる患者・家族の苦悩を受けとめ、個々に適した説明と準備を行ない、透析療法が計画的に導入できるように努める。
- 糖尿病透析予防診療チームと連携しながら、腎外来における糖尿病患者に対して、栄養指導・生活指導をおこなう。
2.構成
リーダー | 小口智雅(腎臓内科統括医長) |
サブリーダー | 丸山貴代、中村ゆかり(腎臓病・透析センター看護師) |
メンバー |
医師:戸田 滋、白鳥勝子、関浩道 看護師:宮島誠、上條しのぶ、小林あゆみ、鶴見めぐみ、植木博子 管理栄養士:矢野目裕樹 事務員:平田裕子、大澤美幸、飯島麻衣子、櫻澤大輔 |
3.活動内容・実績
2015年度に腎臓内科を受診した患者669名のうち、クレアチニン値2.0mg/dl以上の患者は222名、eGFR 20ml/min未満の患者は169名だった。これらの患者に慢性腎臓病療養支援チームが介入し、栄養指導や生活背景の情報聴取、療法選択の説明を実施した。
- クレアチニン2.0以上の患者に、栄養士による栄養指導をおこなった人数
2015年度の実績 61% 135名/222名
- eGFR20未満の患者で、透析導入に備え、看護師が生活背景の情報聴取をおこなった人数
2015年度の実績 58% 98名/169名
- eGFR20未満の患者で、透析導入に備え、看護師が療法選択の説明をおこなった人数
2015年度の実績 30% 50名/169名
- K5.5を越えた患者に、看護師によるカリウム制限の指導をおこなった人数
2015年度の実績 97% 93名/95名
- 2015年度に高カリウム血症の栄養指導をおこなった患者のうち、次の診察時にカリウム値が低下していた人数
2015年度の実績 90% 38名/42名